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プロフィール

登録日: 2023年4月3日

記事 (22)

2026年1月14日5
学校から「良い教師」は消えていく
最近Xで「学校を何とかしてください。」と教室で暴れ、教師へ恫喝をする生徒の動画が拡散されたようです。真偽のほどが不明であるとは思いながらも、映像が突きつけた、根の深い問題、つまり「教師が子どもに向き合う前提となる安全や立場が、崩れているのではないか」という恐れを、感じました。  昭和・平成に学生時代を過ごした私は、教師から生徒への暴言・暴力が日常化していた過去を知っています。が、そこからの反省として、子どもの人権を守るという観点が強まり、現代では教師の暴力や暴言は当時に比べれば、一掃とは言えないまでも、明らかに改善されてきたと感じます。    「丸腰で前線に立たされている」教師たち  しかし、私はいま別の方向への振れを心配しています。つまり、 教師が悪いことをした生徒に対して「何も言わない、言えない」状態 に追い込まれてはいないか、ということです。  生徒が教師に歯向かう。脅しとすら取れる言動を投げる。周囲が見ていても止められない。教師は毅然と対応したいのに、どこまでが適切で、どこからが「問題」になるのか不安で動けない。「いじめ」も、教師はその「気配」を感じている。でも、何か動く...

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2025年12月22日5
「やりがい」を「仕事」に求めすぎてはいませんか。
プラス・エデュケートへの入社を希望される方の多くが、志望理由として「社会貢献ができると思った」「子どもの役に立てる仕事がしたい」「やりがいのある仕事だと感じた」などと話してくださいます。  その思い自体は、とても大切なものだと思います。ただ同時に、入社後1~2年で退職を選ぶ方が少なくないのも事実です。体感としては、 3年以上続く人は2割ほど かと思います。  理由として挙がるのは、「(子どもの日本語教師という仕事は)思っていたより大変だった」「自分の知識が足りない」「職場がもっと楽しい雰囲気だと思っていた」「体力的にきつい」「家庭との両立が難しい」「成果を出すというプレッシャーに耐えられない」「やりがいが感じられない」といった声です。   ■「やりがいがない」のではなく、「認められていない」のが本音では・・  しかし、退職という結論にいたるまでのエピソードをよくよく思い返してみると、 「自分はこんなに大変なのに、誰にも認められていない」 という思いであることが少なくないように感じます。  「先輩から評価されない。」「努力しているのに褒められない。」「子どもが自分の思うように動いて...

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2025年12月8日4
子どもを理解するとは何か──情報の時代に失われる“見抜く力”
最後にこのブログを更新してから、気がつけば二年以上が経っていました。日々の仕事に追われていたというのが正直なところですが、その間にも教育を取り巻く環境は大きく変わり続けていました。特にAIの発達は目覚ましく、学校や支援の現場でも「データをもとにした指導」や「分析」に注目が集まっています。 こうした状況の中で、改めて「子どもを理解するとはどういうことだろうか」という原点に立ち返りたくなり、久しぶりに文章を書くことにいたしました。 ■ 情報が増えるほど“見えにくくなる”危険  私たちは今、子どもに関するたくさんの情報に囲まれています。行動記録、テストの結果、家庭環境のデータ、発達の知識、SNSから聞こえてくる断片的な話――こうした情報は年々増えています。しかし、情報が多ければ多いほど、 かえって子どもが見えにくくなること があります。  本来、子どもは単純ではありません。いろいろな事情や気持ちが重なり合い、ときには矛盾した姿を見せることもあります。ところが、情報が提示されると、私たちはつい先入観をもってしまいがちです。  たとえば―― 成績がよくない   →...

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理事長 森 顕子

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