プラス・エデュケートとは

日本に居住する外国人および日本人の双方に対して、地域社会で求められる教育に関する事業を行い、諸問題の改善や解決を図ることで、多文化共生社会における青少年の人権擁護・健全育成及び社会教育の推進に寄与します。
プラス・エデュケートの理念

愛知県は、外国にルーツを持ち、日本で生まれ育ったという子どもが少なくありません。
しかし、様々な要因で継続的な教育を受けられない子どもたちが大勢います。その場合、母語でも日本語でも学力をつける機会を失い、進学や就職において不利な状況に立たされ、日本社会で孤立してしまうことがあります。様々な可能性を秘めているという点では、国籍やルーツなどは関係ありません。しかし残念ながら、わが国ではそのような子どもの支援が十分ではありません。人口減少にともなう日本の危機が叫ばれる中、労働力確保という目先の利益だけにとらわれず、長期的な視野にたった人材育成を考えて欲しいと願っています。
日本という国を支えていく人材として、様々な違いを寛容的に受け入れ、日本人とともに平和で豊かな生活を送っていくことができるような多文化共生社会の実現のため努力していきます。
代表略歴
愛知教育大学総合科学課程日本語教育学科卒業後、大手進学塾で10年ほど人気講師として活躍するが、結婚を機に退職。その後、高校講師を経て愛知県に戻る。その際、外国にルーツを持つ子どもたちの抱える問題を知り、その解決を図るため子どもたちのサポートを1人で始める。その後、文部科学省委託「定住外国人の就学支援事業」にたずさわることで活動の範囲を広げ、平成24年4月にNPO法人プラス・エデュケート理事長に就任、現在に至る。
理事長 森顕子より
英語の「Educate」には「教育する」という意味のほかに「(能力を)引き出す」という意味があります。子どもたちは、どの子にも等しくすばらしい能力と可能性が与えられています。ですが、それを 花開かせるには、周りの環境がとても重要です。
子どもたちの未来を左右するのは、本人の意思だけでなく、保護者・学校・NPO団体・地域のみなさんといった多様な方面からの温かい支援です。きちんとした教育と愛情を受けることによって、彼らの職業 選択の道も開かれます。子どもたちの夢を実現させるために「プラス・エデュケート」は生まれました。
国籍、性別、経済力などの差が教育の差とならないよう、プラス・エデュケートは活動しています。子どもたちの未来のために、将来の日本を支える人材育成のため、多くの皆様のご理解とご協力をお願い致します。
団体名にかけた思い